島根(=雲出ル国)は√9から新たなるアナログが誕生!先日発売されたMC FREEZをフィーチャーした1st 12インチ「流儀」も絶好調な√9のメイン・アーティストにしてオーナーでもある符和が01年に結成したグループ「deep silence」名義での作品が登場する。トラックを符和が、MCをバイリンガルスタイルのemcee-hiroが担当する「deep silence」。動物の鳴き声、水音、放射されるノイズ、ドラム音が効果的にディープな印象を与え、底知れぬ奥行き、深さを感じさせるトラックに、emcee-hiroによる熱度の高い語り口のポエトリーとが見事に融合する"that was then this is now"は正に「deep silence」という名を象徴するような一曲でしょう。続くA2には符和のファースト・アルバムCD「the time has come」収録のタイトル曲にMCをフィーチャーした"the time has come"を収録。インストであった本曲はemcee-hiroの言葉を得たことで新たな時を刻み始める。続くA3はこの"the time has come"を米国ベイエリアのhypoeticalがリミックスした一曲。
サイドBの一曲目を飾る"do not let yourself be programed"は、サイドAから一転して耳心地の良いサウンドに。ループされるピアノ、挿入されるトランペット・フレーズと軽快且つ躍動するドラムスとが三位一体となったトラックは90年代のDJ Cam、DJ Krush辺りを想起させる出来栄え。続くB2"drop silence"もB1と同様刻まれるドラムスが心地よく、叙情的な上モノとMC陣のラップをフィーチャーし、さらにスクラッチをフィーチャーしたことでヒップホップ色をより感じされる仕上がりに。そしてB3には「taach, shinichiro, dj par & gen degawa」という多勢を迎えた、正にタイトルの通り√9のポッセカットとも言える内容。ラストにはA1のインストを収録して幕を閉じる。全楽曲正に山陰”085(オーエイトファイブ)underground”の新たな歴史の幕開けに相応しい布陣で望んだ山陰hip hopの”歴史を刻む1枚。 大国主大神眠りし出雲の神々しき静寂 =「 deep silence」がココにある。
TRACK LIST :
A1 : that was then this is now
A2 : the time has come (color version)
A3 : the time has come (hypoetical remix) feat. hypoetical
B1 : do not let yourself be programed feat. 無地 & coumoly
B2 : drop silence feat. dj dama & sannta
B3 : route nine 2003 feat. taach, shinichiro, dj par & gen degawa
B4 : that was then this is now (inst)
PROFILE :
島根(=雲出ル国)√9より現在2枚のアルバムをリリースし親不孝を代表する2MC BOOTY 'N' FREEZをフィチャーした初アナログ"流儀"が好調な符和が01年に結成したグループ。その名の通り静寂なハードコアhip hopを追い求めたサウンドに時に切なく時に激しくライミングするバイリンガルスタイルのemcee-hiroとの壮大なサウンドスケープは必聞!02年発表の初ミニアルバム”A silentific Method(” 現在廃盤)はスクラッチゲストに“Ficus”のSCISSORSCUTをフィーチャーし山陰で初回プレス500枚を販売した実績を持つ。音楽への飽くなき探究心から、hip hopの枠に留まらず、Abstract、アンビエントなどのサウンドも融合させる実験的な要素を持つグループでもある。
販売価格 | 1,760円(税160円) |
---|---|
型番 | VN_DE025 |