今年3月にリリースされ即完売。内容/企画共に大好評を得ているAZZURROとINNER SCIENCEによるスプリット12inch "ATTRIBUTIONS E.P." の収録楽曲を、更に当人達がそれぞれにリミックス！加えてボーナス・トラックまでを収録した10inch "ATTRIBUTIONS REMIX E.P." が遂にリリースです！INNER SCIENCEは原曲のパーツだけを駆使し、その組み合せから独自の音楽性を抽出。対するAZZURROは新たなパーツを巧みに混ぜ合わせ、自身の世界を構築する事に成功しています。揺るがぬ個性により再び磨き上げられ、新たな魅力が引き出された楽曲を是非ご一聴下さい。今回もアナログでのリリース！初回生産のみの限定盤となります！

　side Aに収録されたINNER SCIENCEサイドは、AZZURRO制作の"bludub"のリミックスからスタート。重く太いキックこそ原曲の雰囲気に忠実でありつつも、そこからハイハットやスネアを組み替える事によりグルーヴ感を抽出。更にこまかく散りばめた電子音や、弾き直されたシンセ音がリミックスとしての印象を決定的にしています！2曲目の"just a touch of love"のリミックスは、原曲のパーツの音程を変化させる事で若干ながら明るめのコード感に。また、様々なSEに過度な加工を施す事により、くぐもったスペイシーさを演出。そして、キック以外のリズムをほぼ無くすといった思い切りの良い構成により、アンビエント色の強い仕上がりに！それに加えてside Aには、サイン波やホワイト・ノイズ、エレピ単音を収録したボーナス・トラックを収録し、スクラッチや更なるサンプリングに対応可能です。

　続くside BにはAZZURROによるリミックスを収録。"aerial perspective"のリミックスは原曲のBPMから上昇。イーブン・キックやシェイカー、パーカッションなどの追加でダンス・ミュージックとして大胆に再構築しつつも、原曲の幽玄なアンビエンスを効果的に配置することでリミックスとしての存在感をアピールしています！続く"fern"のリミックスは歯切れの良いハイハットのエディットと、続いて登場する原曲のドラム・サンプルを大胆に組み替えた攻撃的なグルーブが印象的なビート・トラック！その上で奏でられるシンプルなエレピの旋律や、異常なまでに分離の良いシンセSEが描く全体とのコントラストも極めて美しい、フロアでも即戦力の仕上がりとなっています。そして続く3曲目には"fern remix"からドラムパートを抜いたSILENT ver.を収録。アンビエントでありつつもリズミカルに、機能的に編み上げられた端正な世界観を堪能出来ます。今回もマスタリングをAZZURROが、アートワークをINNER SCIENCEがそれぞれ担当しその世界観をぶれる事無くパッケージ。


SIDE:A (Produced by INNER SCIENCE)
1. bludub remix (analog ver)
2. just a touch of love remix　
3. other materials

SIDE B (Produced by AZZURRO)
1. aerial perspective remix (extended)　
2. fern remix　
3. fern remix (silent)


[INNER SCIENCE PROFILE]
　西村尚美によるソロ・ユニット。制作面では力強いブレイクビーツを軸にメロディックでカラフルな世界観を構築。現在は各種コラボレーションの制作を中心としつつ活動範囲を確実に拡大中。またイーブンキックからダウンビートまで振り幅の広いリズムとやわらかなアンビエンスを、ダブ・ミックスとリアルタイム・エディットを駆使して紡いでいくハイブリットなスタイルでのライブも展開中。DJプレイではそこから派生/拡大解釈した多彩なソースを大胆にプレイ。レコード・ジャケットやT-shirtsに関連するアート・ディレクションや自身のプライベート・レーベル"PLAIN MUSIC"の運営、様々なアーティストへのエンジニア・ワークなど、課外活動も含めた多岐にわたる活動を続ける。

[AZZURRO PROFILE]
　1990年代初めにメロー・イエローのDJとして活動をスタート（当時はDJ GZ-Jayを名乗る）。プロダクション面での貢献と平行して、バイ・ファー・ザ・ドーペスト、リトルのプロデュースやピーナッツ・バター・ウルフ、ノーバディ、マッド・ドクター・Ｘなど海外アーティストのリミックスを数多く手掛ける。2001年初頭にグループを離脱し、AZZURRO（アズーロ）名義で活動するように。ATCQﾒJazzﾓのリミックスのほかブルー・ノートのカバー・アルバム「New York Times」への楽曲提供、ミックスCD「Fly Me To The Moon」「Electric Relaxation」「Vibes & Stuff」など多岐にわたる活動で独自のポジションを得る。2003年2月にはソロ名義での初アルバム「Il Mare Azzurro」をW.B.A.よりリリース。ﾒQuattro Respiratoﾓはターンテーブリストの名コンピレーション「Return Of The DJ Vol.5」に収録されるなど内外で話題となった。2004年よりcappablackほかの活動で知られるハシム・Ｂとのユニット、ILL SUONO（イル・スォーノ）として活動を始め、soup-diskよりアルバム「ILL SUONO」、ダブリー、ノーバディ、竹村のぶかずらが参加した「ILL SUONO Remixed」をリリース。2007年３月にはフル・インストの2ndソロ・アルバム『10000 Light-Years From Home』を発表。メロウで透徹とした世界観が高い評価を得た。2008年にはDJドレッズとのミックスCD『Flying Humanoid』、インナー・サイエンスとのスプリットEP『attributions e.p.』をリリース。近年はDULO（DJ Kiyo）、サヴァス＆サヴァラスら多数のミックス／マスタリングも手掛けている。

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