先日リリースされた「Great Pretender」でハイプへ引導を突きつけたNO RULEと、SEMINISHUKEIの低音一点「Sprung Dubbing Vol.1」も記憶に新しいELEVENによるスプリットMIX「Seventeen Lemonade」リリース。 17歳とレモネード、甘酸っぱいより少し甘い笑みがこぼれてきてしまいそうなタイトル。NO RULEによる大人目線からの17歳への手解き。不思議顔で覗いてくるティーン、くわえ煙草で構わず注文。いきなりキツいのを。興味を示すティーンを少し面倒臭がりながらも隣ではしゃがれるのも心地よくて。「この人はVAN DYKE PARKSって言うんだよ、素敵だね」。綴りを間違えてメモするティーン、指摘はしない。ティーンは約束を思い出し店を出たみたいだ。歩いてると近所でよくすれ違ういつもSWEETなメロディを口ずさむ女性。なんだか妙に気を取られ付いて行ってみるともういない。でもどこからか薄っすらぶっとく聞こえるWICKEDな ベースライン。どこにいったんだろう。この音楽は一体何なんだろう。余計気になるティーンの妄想を叶えて裏切って振り回すイケナイダブマジック。もうなん の約束してたかは忘れたみたいだ。ティーンはレコード屋へと向かった。とかなんとか、まぁなんかいろんな立場から色んな変な妄想してたらあっという間に聞 き終わっていた。収録曲？そんなの言わずとも最高なの決まってる。AKI AMANOによる完璧に作品に呼応したアートワークも素晴らしいと記したい。また付け加えて双方オリジナルトラックも非常に素晴らしく、それはSEMINISHUKEIのコンピレーションやDJ HIGHSCHOOLのMIXCD、そして本作でも聞くことができる。どれも心の底から保証できる作品たちである。
(MICHIOSHKA)


[No Rule Side]
1. Johnny Too Bad / Taj Mahal
2. Field Hand Man / The Delmore Brothers
3. France Chance / Ry Cooder
4. Occapella / Van Dyke Parks
5. You Can't Cheat A Cheater / Napoleon's Emperors
6. What Can I Say / The Tartans
7. Golden Love / Lord Creator
8. Smokey Places / The Corsairs
9. Nothing Can Stop Me / Gene Chandler
10. Soul On Fire / La Vern Baker

[Eleven Side]
1. Dem A Dub / Martin Campbell
2. Sensitivity is Good / Eleven
3. First Cut Is The Deepest / Joy White
4. Breakfast In Bed / Lorna Bennett
5. Do It Baby / Suzan Codgan
6. Pillow Talk / Karen Smith
7. Wickedness / Wild Eyes
8. Answer / Errol' Don' Mais
9. Love Me Girl / Mighty Diamonds
10. Every Rasta Is A Star / Ronnie Davis


PROFILE :
　No Rule 、Eleven ともに東京を中心に活動するレーベル「 SEMINISHUKEI 」 所属DJ。また、トラックメーカーとしてこれまでにBUSHMIND 1st アルバム「Bright In Town」SEMINISHUKEI コンピレーションアルバム「Culture Expands The World」「Wisdom Of Life」に参加。

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