普天間基地移設問題で迷走する列島に北と南のヒップホップ代表から提示する「可能な使命」と名付けられたメッセージ。時は2010年ゴールデンウィークの真夜中、場所は福岡、天神club BASEのカウンター。そこにいたのは大いなる運命に誘われた北のリビング・レジェンド2MC:ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB)とB.I.G JOE (MIC JACK PRODUCTION)の二人。同じ北海道で生まれ育ち、共に切磋琢磨し、ここまで這い上がり札幌をヒップホップ都市として確立させた二人、また一時は B-BOYS & GIRLSをはじめ一般のリスナーにまで衝撃を与えたビーフ騒動の渦中にいた二人だ。B.I.G JOEは6年間の海外生活を過ごし、昨年の帰国後はブランクを感じさせない活発な動きを見せている真っ只中、一方ILL-BOSSTINOは休む間もなく その言葉を研ぎ続けPHASE 3.9という局面に立ち、また新たなステージへ向かわんとする中、北海道とは逆、南に位置する福岡という土地で交わった二人。
そしてそこに居合わせたのは 福岡を拠点に世界的な活動を続けるOLIVE OIL & POPY OIL (OILWORKS)。何の因果かOLIVE OIL & POPY OILは今正に普天間基地の移設問題で揺れる徳之島出身だった。札幌の二人と徳之島出身の二人が奇跡的に出会った福岡で、迷走を繰り返す移設問題の会話の 延長に「一緒に曲を創ろうぜ」というセリフが出てくるのは必然の流れだった。「何か俺等からもメッセージを発信しよう。」「HIP HOPの人間にだって言い分があるってことを証明しよう。」「未来に生きる日本人に希望を残せるような曲を創ろう。」現在、沖縄の普天間基地移設問題に端を発したこの騒動は列島中を巻き込み、この日本という国の成り立ちにまで影響を与えている。
OLIVE OILのトラック上でILL-BOSSTINOとB.I.G JOEがラップする、このタイミングでB-BOY代表のB-BOYが提示する平和と調和の世界観、未来へのメッセージ。諸君! これは税込525円という値段を付けている以上あくまでビジネスなのだが、権力、体制、世の中の矛盾に対して、本来真っ先に声を上げるべき存在であるレベ ルミュージックにとって、そして、ここまで繁栄を享受してきた日本でHIP HOPの看板を掲げる身にとっては、使命でもあるのだ。それも、そこで、汚れた路上で語られている理想は、決して不可能なことではないのだ。少なくともこ の4人はそういう考えでこの曲の元に結集している。八方ふさがりの政治家達を、一瞬で出し抜くHIP HOPからの一撃をしかと受け止めよ!!
TRACK LIST :
1. Mission Possible
販売価格 | 550円(税50円) |
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型番 | CD_OL042 |