世田谷の電車の音、川のせせらぎや都会の喧騒など…をフィールドレコーディングし各地で受けたインスピレーションを元に作り上げたビートミュージックとブレンドしたフィールドビートテープ『From Setagaya With Love』が自身のレーベルALLEYOOPよりリリース。完全限定生産、DLコード付き。カセットテープ購入特典として本編でも使用したフィールドレコーディング音素材『Setagaya Fragment』が付属。
世田谷は三軒茶屋から出発し、アルバムの道しるべとして世田谷の街が奏でる音をビートと共に巡る旅はあなたを新しい体験へと導く。また今作はセミモジュラーシンセサイザーを全編で駆使し、有機的なうねりとアナログ的な電子音の響きが特徴的なアルバムへと昇華している。マスタリングはPhononのIsao Kumano、イラストレーションは箕輪麻紀子、ジャケットデザインはSummerboyが担当。完全限定生産、DLコード付き。カセットテープ購入特典として本編でも使用したフィールドレコーディング音素材『Setagaya Fragment』が付属。
TRACK LIST : Side 1
1. Waiting
2. Harmony
3. Upon You
4. Tell Me
5. Once Again
6. Dreamwalker
TRACK LIST : Side 2
7. Come One
8. World End
9. I Am
10. Free
11. Lonely
12. Setagaya Its You
Vibes by Optic
Mastered by Isao Kumano @ Phonon Studio
Designed by Summerboy
Illustration by Makiko Minowa
Waiting for the train :
今日は一年でも数少ない空気がひんやりと澄んだ秋晴れの日。前から計画していたお気に入りのカセットテーププレイヤーを片手に世田谷散策の旅を実行する予定だ。外に出てみると昨夜の寝不足のせいもあってか、少し夢見心地で足が地面から浮いているように感じる。家から歩いて2分51秒、世田谷線の三軒茶屋の駅に着くと普段見慣れない人達が何やら楽しそうに音楽のセットリストの話をホームでしていて、電車の運転席には茶色いMPCが置いてある。非現実的な違和感を感じ、ふと電車の電光掲示板を見上げると私が乗車するのを待っているかのように『01 Waiting』という文字が寂しげに薄く光っていた。
Field Recording Locations :
キャロットタワー、砧公園、松陰神社三角地帯、等々力渓谷、Pizzeria NeNe、下高井戸、246通り、下北沢駅前、ライズショッピングセンター、烏山の鴨池、玉川緑地、世田谷通り
後書 :
『From Setagaya With Love』は私の住む街、世田谷が持つ魅力と情景をフィールドレコーディングし、この地を拠点に活動しながら得た音楽体験を軸に作りあげたビートをブレンドしたアルバムです。出来るだけその場の空気感や雰囲気を真空パックしてお届けしたかったのでフィールドレコーディングにはTascam Portacapture X8を用いて32Bit Float(曲の書き出しは24Bit)で録音しました。又、今回はマスタリングでもダイナミックレンジを広めに取っておりますので、音圧は低めですがナチュラルな仕上がりになっているのもこの作品の特徴の一つです。世田谷を散策しながら楽しんで頂けたら幸いです。世田谷から愛を込めて。Optic
■ 2024年3月10日発売