【特典】 限定購入特典として『心眼文字護符』(志人の手描きによる)が1枚付属。
志人/sibitt 最新作。表現活動の集大成であり、自身初となる全編セルフ・プロデュースによるフルレングスアルバム。特殊パッケージ+可視カード16p付きにて発売。
ー 2021年5月に自主流通のみで発表されてから二年の時を経て、『心眼銀河-SHINGANGINGA-』CDの一般流通が開始されました。ー
舞踏言語表現の極北、深山幽谷の地にて今も尚”懐かしい未来”を歩み続ける仙境の詩詠み人 - 志人(シビット) -
彼の永年に渡る弛み無い表現活動の集大成であり、自身初となる全編(作詩・作曲・語り)セルフ・プロデュースによるフルレングスアルバムが時熟の刻、時を説き伏せるように満を持して誕生。
『心眼銀河-SHINGANGINGA-』は、山葉(と志人が名付け愛する)=YAMAHAの80年~90年代の機材を活用し、古くて新しい、“懐かしい未来”の音 - を と - が志人の詩の世界観を支えています。
この作品で志人は、音楽を超越した全く新しい表現の在り方を、音を奏でることの素直な喜びと、夢を詠うことの不自由の中の自由さを、言語表現の底知れぬ奥深さと果てしなさを、私達-ヒト-の根源に立ち還るように語りかけ、心の瞳へ息を吹きかけるようにして貴方のすぐそばの心眼銀河を閃かせてくれるでしょう。仙境の地を生きているように見える志人でありますが、実はとても傍に居ることが分かるかも知れません。音楽ファンのみならず、様々な方面の芸術家達からも愛され、今作は音楽CDでありながら大岡信賞の選考に選ばれるという越境を魅せています。作品を発表して間も無くも不朽の名盤となりました。『心眼銀河』は沢山の詩 - う た - の星々が散りばめられていますが、それぞれが数珠繋ぎとなり、アルバム一枚を通して一つの棒渦巻銀河を構成し、詩の遠泳性と夢の無限性を讃えています。まるで息をするように語り紡がれてゆく詩世界は、志人の奥深い表現探求の旅先に現れた独自の鮮烈な韻律により、離れた星と星とを結び、あ(阿ゆ多)・な(那由多)・た(田)へ そっと ? の鈎(カギ)を投げかけて、君だけの銀河系へ向けて原始言語のように語りかけます。 君は 流星を掴めたか... ?
( review by : Stellification )
収録内容:
01雪融
02 玄
03 時無種殻
04 破 letter人傘
05 蝶道
06 木霊山彦
07 土裸虹 黯燈 泥飴
08 詠阿環空因河
09 夢遊趨
10 投込広告裏紙詩
11 言葉ハ輪 羽 環 波 何処カ空殻 何 ラ 来?
12 初見
13 流星郡ガ 河 降 沸点 ッテ 伝 來 ク 流 ル
・内容物
・フォーマット: CD 収録時間:約73分53秒
紙ジャケット 4P 特殊パッケージ
・可視カード 16p 付き
※CDに付属している16p可視カードは、通常の歌詞カードとは異なり、志人が肉筆で書き下ろした書をコラージュしたデザインの為、詩を読むことは出来ません。
all track produced by sibitt 志人
all lyrics by sibitt 志人
composed & written by sibitt 志人
All track produced/All Lyrics Written& SHINGANJI Handwriting/
Incised&Raised Character “Monji&Sangakumoji” Carving/Composed/Visual Poetry/by 志人/ sibitt & You
流 星 群 ガ 河 降 沸 点 ッ テ 伝 來 ク 流 ル
イ夢メ維持―ジの沸点へ向け いっせいに
君は 流星を掴めたか ?
ー track 13 流 星 群 ガ 河 降 沸 点 ッ テ 伝 來 ク 流 ル より
“愛に恋して 疲れたら 心の銀河に 逢いに来い” ー track 2 玄 より
目を閉じて 何もかも忘れて 心を通わせる
この道は 心に通う
きっと
君と
心似通う
生きることは 息をすること
生氣を 君に 吹きかけること
ー track 3時無種殻 より
生きるために 必要なだけの 夢を見続けて 何が悪い? ー track 9 夢遊趨 より
■『心眼銀河-SHINGANGINGA-』について par 志人
心眼銀河-SHINGANGINGA-は 私にとって並々ならぬ想いが込められた作品です。
志人の諸作で申し上げますと、尊敬する仲間達と製作した「Heaven`s恋文 〜ヘブンズ・レンブン〜」や、
世界の仲間達と作った「発酵人間 〜Zymolytic Human〜」、スガダイロートリオとのかけがえのない出逢いの中に生まれた「詩種」、DJ DOLBEEと永年の月日をかけて製作した「明晰夢 〜Lucid Dreams〜」等がフルレングスアルバムとして挙げられますが、どの作品も私にとって、とても大切で、言葉では形容しようのない程にかけがえのないアルバムです。
『心眼銀河-SHINGANGINGA-』は、
この我が子のような作品達と同じ想いで、自身にとってもかけがえのない作品が生まれました。
今作はYAMAHA=山葉のシンセサイザー(1986~93年頃までの)と
YAMAHA=山葉のシーケンサー/リズムマシン(94`s)で作曲しました。
全曲(他人の音源の要素を取り入れるという意味において)サンプリングはせず、
白黒鍵盤を指先の宇宙で奏で、自らの心眼銀河を頼りに降ってきた詩 -UTA-、昇ってゆく音 - を と -、言永らえてゆく語り を掌(たなごころ)で繭玉を愛でる様に紡ぎました。
全て私にとってはじめての体験でありました。
「Heaven`s恋文」、「発酵人間」、「詩種」、「明晰夢」も、
あの時、でなければもう二度と作ることが出来なかったアルバムだろうと想います。
この「心眼銀河-SHINGANGINGA-」も きっと。
けれど 今作は また違った想い入れもございます。
子供が初めてピアノを弾く、というよりも音と戯れるように
その戯れの最中に ひょんな拍子で 降ってきた音 - を と -
その音 - を と - を 冥い蔵 の中で 瞳の幕を下ろして 向かい合う
次の音がどこへ向かおうとしているのか
どこかの誰かと暗闇の中で手をつないだ その瞬間に訪れる 暖かさ
離れてゆく時の 僕等の間に 流れる 一陣の風
そして 凪 真空
言葉では言い表せない ましてや
可視化出来ない 銀河よ
君を 見つめないで 心の瞳で 見つめ続けて 本作は出来上がりました
これは音楽らしからぬ音楽かも知れません。
けれど 紛れもなく これは 生き物なのです。
私の奏でた音と 貴方の空間の音が 相まって 出来上がる
心眼銀河には その 空きが ある
つまり 貴方をもって ようやっと 結びつく - を と- をと願っています。
高尚な音楽家とは程遠い独りの旅人が残した雑物が
新しい音楽にもなるかもしれない。
古くて新しい ”懐かしい未来のおんがく”
今 貴方が 臨む ビルの あるいは 海の
あるいは 山の 向こう側で
こんな音の世界を旅するものが おったのだと
心の片隅に そっと 寄り添える のなら これ以上のことは....
心眼銀河 -シンガンギンガ- それは
“懐かしい未来のおんがく”
僕等は かつて そこにいて
そして 僕等は いつか そこに行き着く
僕は 今 ここにいる
貴方は 今 どこに いますか?
心眼の閃き を どうか 一炊/一睡の人の世に
ー 志人 拝
■ インタビュー記事 :
孤高の表現者・語り部=志人、その探究の道程と現在地を語る―前編―
孤高の表現者・語り部=志人、その探究の道程と現在地を語る―後編―
■ 2023年5月発売