ONDOMUSIC新作は、音楽食堂ONDO隔月第4土曜日開催の「BANANAS!!」レギュラーメンバーKENJIMENによるMIX作品「Ah umai」。全編通して感じるチルアウトを土台に、その上でかろやかに鳴り響くパーカッションやプリミティブなサウンドは脳直通。このMIXタイトルの元になったアフリカンチャントや、時折のぞかせる都会っぽさなど程よいスパイスが散りばめられた、とろけるきらめく64分。広島のアーティストコンビ「PAPERHOOD」の3091による素敵なアートワーク内の世界で繰り広げられるストーリーと、KENJIMENの表現する世界観とのリンクには脱帽です。マスタリングは京都が誇るスーパーBAND「SOFT」よりKND。今回もとても聴きやすいバランスに仕上げてくれました。
COMPUMA :
オンドの音風景が優しくイマジナリー・ソウルフルにゆったりと広がるオーガニック・ダウンビート・アンビエント・チリンなミックス世界。ケンジメンさんの愛溢れる人柄と笑顔も伝わってくる丁寧な施しがなんとも心地いい。発売おめでとうございます。
SUIKO (Dimlight) :
広島の妖精は極上のひとときを演出する。気持ち良いリズムに自然と人が集まってくる。気づけばONDOのフロアはそよ風が心地よい浜辺に変わる。今は辛いことなんてそっちのけでこの空気に包まれていたい。
KLEPTOMANIAC :
ケンジメンはよく、ずっと目を閉じたままDJをしてる。たぶん余計なことをなーんも考えず、その場の誰よりも音楽を感じて楽しんで喜んでるんだと思う。私にはケンジメンが音楽の神様に護られた妖精にしか見えない。彼は素晴らしい音楽をみんなに伝えて、みんなの心身を救う役割を持った人なんじゃないかなー。そんなケンジメンが、いよいよこの世界がギリギリのヤバヤバムードの今、ありがたいことに、ついに救いの一手を出してくれた!この一手は、あったかくて心地よくて優しいブラックな弛緩ワールド。聴いてると、耳からよりも細胞全体に染みこんで、音と身体の境界が無くなって、たまに音楽を聴いてることすら忘れてしまう(笑)。細胞に溶け込み、空間に溶け込み、生活に溶け込むほどの調和感。とにかく気持ちいい。ジャケもほっこりいい感じだし、なんだかんだあるけど、とにかくゆるんで生きていくかって気分にさせてくれる。感じやすくなるこれからの秋冬には、このMIXがきっと役立つはず。オススメ!!!
■ 2020年11月発売