シュガーベイブ&山下達郎ファン、そして和モノDJ諸氏は身悶えを禁じ得ない、79年に制作された幻の名盤が奇跡のCD化!
オークションで高額取り引きされ(その額なんと5万円!)、mixiの“シュガーベイブ”コミュニティ上で2007年から話題となっていたこのso nice 『LOVE』というアルバム。 制作当時、一般に流通すらされておらず、自主制作で僅か200枚のみ、身内向けにプレスされたという極めてレアな作品で、ネット上での盛り上がりに端を発した今回の奇跡的とも言えるCD化によって、その誕生から約30年の時を経て初のリリースとなります。
so niceは、日本大学芸術学部のフォークソング・サークルに所属する学生だった鎌倉克行氏を中心に、1976年に結成されたアマチュアバンド。 バンド結成の前年、鎌倉氏が偶然目撃したというシュガーベイブのLiveに大きな感銘を受け、楽曲のコピーに始まり、さらに達郎リスペクトと愛がふんだんに込められたオリジナル楽曲の制作を開始したso niceは、78年に開催されたビクター主催のコンテスト『大学対抗フォークソング・コンテスト』に出場し優勝。そのことをきっかけに“あくまで”記念として制作された、というのがこのアルバムの出自。
その後、音楽史に埋もれたこのアルバムは、前述のオークションなどにより一部のマニア・DJの間で幻のアルバムとして噂される存在に。耳のこえた達郎ファンをも唸らすその内容は、まさしく達郎マナーに則ったフォロワーの中でも一級の輝きを持った出来となっています。
TRACK LIST :
01. so nice
02. 光速道路
03. Last kiss
04. 陽だまり
05. Tight Night
06. Love sick
07. かけぬける風
08. Earth Mover
09. 別離 わかれ
10. Dancing all night long
- ボーナストラック -
11. so nice〜光速道路 (Live version)
12. Love Sick (Live version)
13. 私のほほにも流れ星 (未発表曲)
14. 77サンセット (未発表曲)
15. Dancing All Night Long (Live version)
16. so nice (KARAOKE)
【プロフィール】
1975年5月24日、日本大学芸術学部1年生だった鎌倉克行が、ティンパンアレイ・カーニバルの前座を務めていたsugar babeに感銘を受け、会場でアルバム『songs』を購入し、コピーを開始。翌年、所属していたフォークソング・クラブの定期演奏会直前、デュオを組んでいた相方が病に倒れたことから、ピンチヒッターとして出演した松島美砂子とのアコースティック・デュオ『so nice』がスタート。秋にはドラム、ベースなどを加えてプラグド・バンドとなり、学園祭でWindy lady、Down townなどを演奏。その後もsugar babeやソロとなった山下達郎氏の楽曲を次々カバーする。翌年には、ボーカル&コーラスの中村弘美が加入。この頃からコーラスワークを重視したオリジナル作品の制作に着手。最初に誕生した楽曲は、アルバムにも収録されている『LOVE SICK』。その翌年の定期演奏会には全曲オリジナルで臨む。同年12月、日本ビクター主催の『大学対抗フォークソングコンテスト』に出場し、優勝。1度だけ呉服店の催事で演奏した以外、定期演奏会と学園祭にしか出演したことのなかったバンド『so nice』が成し遂げた、まさかの快挙であった。これをひとつのきっかけとして卒業記念アルバム『LOVE』を制作。約2ヶ月かけて、大学のスタジオや部室、メンバーの自宅、ミキサーを務めた友人・松波豊のホームスタジオなどで収録。ジャケットデザインはクラブの後輩の知人であった片岡修壱氏に、200枚のプレスはビクターに依頼。完成したLP盤をメンバーが1枚ずつジャケットに入れるという、まさに"手作り"の作品となった。2007年、その中の1枚がオークションに出品されたことをきっかけに『LOVE』は再び注目される存在に。著名DJ各氏からも高い評価を受け、2011年12月、CDでのリイシューに至る。
【メンバー】
鎌倉克行、松島美砂子、森 信英、竹内嘉章
【セッション・メンバー】
坪井正彦、長南秀明、松波 豊、他
販売価格 | 2,619円(税238円) |
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型番 | CD_SO135 |