コルクコースター付きアウトドアミックスCD!KOR-ONEと葛西敏彦の共作も収録!昨年12月に1st アルバムwind noiseをリリースしたことも記憶に新しいKOR-ONEが、レゲエミックスCD "STRICTLY ROCKERS” 以来、久々となるミックスCDをリリースする。
今作は、野外BBQをイメージして制作された、ジャムバンドテイストでダビーな音楽をジャンル問わず縦横無尽に繋いでいく一枚で、70年代のサイケなレアグルーヴから、ワールドミュージックやジャズを経由したブレイクビーツや生バンド音源、KOR-ONEのスクラッチによってリミックスバージョンのように聞こえるダブ・ビーツ、ドープなジャズファンクのリエディット、さらにはダブが印象的なテクノ/ハウスなどがミックスされ、ラストにはKOR-ONEとエンジニアの葛西敏彦の共作曲であり、初公開となる”Night Horse"が収録されている。“Night Horse”は、IKEのカッティングギターとMegumiによるポエトリーリーディング、KOR-ONEのビートとシンセ、葛西敏彦の空間処理が一体となったダブ・ディスコで、ミックスの最後に相応しいジャムだ。イラスト含めアートワークはblack sheepのsin©。マスタリングは葛西敏彦。セットで付いてくるコルクコースターにグラスやマグカップを置いて、開放感とともにお試しあれ。
COMENT : 二木信
KOR-ONE『Outdoor Jam』の越境し回帰していくグルーヴが素晴らしい。さすが、約20年のDJのキャリアは伊達じゃない。90年代中盤にヒップホップDJ(そしてビートメイカー)としてキャリアをスタートしたこの男は、レア・グルーヴを探究する一方で、00年代中盤以降は獰猛で貪欲でチャーミングなパーティ・フリークが集うクレイジー&ファニーな現場で身体感覚を変容させ、DJの腕を磨き、そして数年前に南の島へ飛んだ、、、そんなKOR-ONEが「Outdoor Jam」=“屋外の即興”と名付けたMIXを久々に野に放つ。興奮せざるを得ない。これは、ディグと踊り場の経験に裏打ちされた選曲、確かな技術(カット・イン、ロング・ミックス、スクラッチ)、そして音の旅に対するピュアな好奇心の鮮やかな結晶だ。一例を挙げよう。アフロ・レゲエからディスコ・ラップへ鋭いスクラッチをかましてカット・イン、そしてオールド・スクール・ヒップホップの躍動的なラテン・パーカッションに導かれるように、そのラテン性を糸口にハワイアン・フュージョンへつなぎ、再びアフロに回帰してくる中盤付近の円環運動は、われわれがソファに座って液晶画面の世界に向かい合うことをもはや許してはくれないのだ。Do The Outdoor Jam!!
PROFILE : KOR-ONE
TempleATSのビートメイカー。2000年頃より活動し、志人、なのるなもない、chiyoriにトラック提供、その後はMPC奏者/beatmakerとしてMemoryStormでアルバムをリリース、同時期に降神のライブDJでも各地を廻る。2012年から沖縄に居を移し、2018年に待望の1stアルバム ”WIND NOISE” を発表した。
■ 2019年8月7日発売
販売価格 | 1,980円(税180円) |
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型番 | CD_KO136 |