埼玉県さいたま市出身のPainter / Beatmaker、EMDEE1(エムディーワン)のテープアルバム。ネオ・ソウル歌謡シンガー“入江陽”、ウッドベースの吟遊詩人“タカツキ”、廃材ドラム/ギター/キーボードのポップトリオ"紙コップス"在籍のSSW“菊地紗矢”、福岡在住のトラックメイカー/映像作家/予測不能の“abelest”、”口寄せ””時効国家”などを経て現在ソロMCとして活動する“あゆ巫女”、唯一無二の声と視点と言葉選びのリリシスト“ハハノシキュウ”の六名を客演に迎え、短い旅のお供に、ポケットにつっこむ薄荷飴のような作品集。※楽曲&歌詞 ダウンロードコード入り。
薄い荷物というと最初に思い浮かぶのがCDで、それは同時に、持ち歩いていた時代の風景そのものを含んでいる。左右の長さが異なるやけに短いイヤホンの先にあるCDプレーヤーはちょっとした振動にも耐えきれず、音楽に不安定をもたらす。そんなノスタルジーも、ハッカの後味のように持ち歩くことがなくなり、当然それは巻き戻すことも出来ない。そうなると時々、荷物になるような音楽を欲することがあって、パソコンにインポートされていないそれを引っ張り出しては、埃の被ったラジカセにセットして再生ボタンを押す。薄い荷物というと最初に思い浮かぶのがCDで、それは同時に、持ち歩いていた時代の風景そのものを含んでいる。しかし今回、EMDEE1がリリースする「薄荷」は、薄い荷物というには少しばかり厚すぎるのではないか?という印象を持った。何故ならこれは、CDではなくカセットテープでリリースされるからだ。(筆 母野宮子)
TRACK LIST :
1. アイデアが浮かびそう 客演. 入江陽
2. スローラーナー(花火とロケット) 客演. タカツキ[SUIKA]
3. 甜塑料
4. loop 客演. 菊地紗矢[紙コップス]
5. クリスタルガイザーラブ 客演. abelest, あゆ巫女
6. スパイラルスプリング 客演. ハハノシキュウ
PROFILE :
埼玉県さいたま市出身の絵描き、Beatmaker。2011年5曲入りEP「境海線」、2013年3月1st Album「流箋形」を自主リリース。Hiphopをベースに、Electronicaを経由、サンプリングと打ち込みを用いてセンチメンタルな日本映画サントラをイメージしたTrackを制作。楽曲制作において常に意識するテーマは、郷愁・哀愁・旅愁・幽愁など、折に触れてどこか浮かぶ「愁」の感情。好きな食べ物は梨。好きな数字は4。
■ 2017年6月11日発売
販売価格 | 1,100円(税100円) |
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型番 | TP_EM001 |