「1回やったことはやらない」をポリシーにアタラシイを作り続ける三つ首モンスターがミニアルバムとEPを経て、いよいよ覚醒進化。3つの石をひとつにした「磊」という文字は、3人のブッ飛んだ意識と固くて割れない意思を表現。シラフでも酔えるストーナーミュージック、ここに極まれり。
日本のヒップホップ界にじわじわと侵食中のナゾのヒップホップ集団YENTOWN。その顔役と言える3人組がいよいよ本性を明らかに。時代を煙に巻き、次代に不気味な紫煙の狼煙を上げるMONYPETZJNKMNのファーストフルアルバム『磊』が堂々完成した。本作もChakiZuluが全面監修。重心の低いドラマティックなトラックと独特の浮遊感が漂うヒプノティックなサウンドは中毒性が高く、ねっとりと脳を蝕んでいく。フィーチャリングには同胞YENTOWNからkZmが参加。初の女性ゲストとなるAWICHは妖艶な歌声を聴かせている。さらに全米を震撼させた「It G Ma」への客演も記憶に新しいLOOTA(SQUASH SQUAD)と、鎖GROUPから黄色い変人DOGMAが参戦。YENTOWNメンバーであるWATAPACHIやU-LEE、ISSUGIのライブDJなどを務めるDJ SCRATCH NICEや、モデルとしても活躍するNY生まれ東京育ちのLISACHRISなどがトラックメイカーとして脇を固める。「ZUTTO」は何を言われても好きなようにやるという自分たちの揺るぎない姿勢を歌ったナンバー。「SPACY」では意識をトバして宇宙と人間の神秘に想像を巡らせチルアウト。「SIVA feat. kZm」は破壊神シヴァと人気ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズに登場する召喚獣をモチーフに創作され、「UP IN SMOKE」は70年代のカルト映画「チーチ&チョン スモーキング作戦」からインスパイア。JNKMNとDOGMAの2人でマイクを回す「啓示の書」ではブラックユーモアを交えて社会を風刺し、MonyHorseはソロ曲「44」でこれまでの人生を振り返る。ここで歌われているのは今までにあった真実、世の中の本当のことだけ。東京の闇夜でうごめく彼らがストリートで見て聞いて経験したリアルが、ゆっくり立ちのぼる煙のように、ここでゆらゆら揺らめいている。
TRACK LIST :
1. INTRO (Prod. U-LEE) / MONYPETZJNKMN
2. WHOUARE feat. Awich (Prod. Chaki Zulu) / MONYPETZJNKMN
3. X feat. Loota (Prod. WATAPACHI) / MONYPETZJNKMN
4. SPACY (Prod. Chaki Zulu) / MONYPETZJNKMN
5. 啓示の書 feat. DOGMA (Prod. WATAPACHI) / Junkman
6. SKIT (Prod. neon potato) / MONYPETZJNKMN
7. UP IN SMOKE (Prod. Chaki Zulu) / MONYPETZJNKMN
8. SIVA feat. kZm (Prod. LISACHRIS) / MONYPETZJNKMN
9. ZUTTO (Prod. JAM & Chaki Zulu) / MONYPETZJNKMN
10. Uh... Down... (Prod. U-LEE) / MONYPETZJNKMN
11. DREAMIN (Prod. Chaki Zulu) / MONYPETZJNKMN
12. BACKHOME (Prod. NabeWalks) / MONYPETZJNKMN
13. NARU (Prod. Dj Scratch Nice) / MONYPETZJNKMN
14. 44 (Prod. U-LEE) / MonyHorse
PROFILE :
東京のナイトシーンで噂と話題の絶えない次世代ヒップホップ集団「YENTOWN」。年齢・出身・国籍もバラバラの彼らは、渋谷「Social Club Tokyo」で開催されていたパーティー「YENJAMIN」(現在は終了)に夜な夜な集まってきたラッパー、DJ、VJ、トラックメイカー、ファッションデザイナー、映像ディレクターなどが集まり2015年に結成。現在は15名の正式メンバーを擁し、音楽・映像・ファッション・アートをハイブリッドさせたネオカルチャーをストリートから生み出し続けている。MONYPETZJNKMNは、同クルーのフロントマンとして活動するMonyHorse(モニーホース)、PETZ(ペッツ)、JNKMN(ジャンクマン)の3人からなるユニット。2015年1月にMVが公開されたMonyHorse, PETZ, Junkman名義による「Higher Part II」(Chaki Zuluプロデュース)が現在の活動に繋がる源流であり、これがYENTOWNの興りでもある。MONYPETZJNKMNの3人は三者三様にソロでも活動。フィリピン国籍のMonyHorseは、同じ団地に暮らしていたKOHHとの出会いをキッカケにラップを始め、2012年にKOHHとのコラボ曲「We Good」「Faded(remix)」(共に2012年にKOHHが発表したミックステープ『YELLOW T△PE』収録)でシーンに颯爽と登場、18歳にして一躍脚光を浴びた。青森県出身のPETZは18歳で上京し、HIGH-SENSEというグループでrhythm zoneのコンピ「STARZ FILE vol.2」(2008年)に参加。その後、THE BOYZという3人組でY.G.S.P.プロデュースによる「BOYZ STANCE」などを発表している。2013年にはKOHH, Tokarev & PETZ名義でリリースした「十人十色」がバイラルヒット、その存在が知られるようになる。JNKMNもPETZ同様、青森県出身。16歳の頃からラップを始め、RAU DEF『K.T.A』(2012年)収録の「#ぶっちゃけ」にPETZと共に客演。その後、MCネームをTokarevに改め、前述の「十人十色」に参加。2015年にはSEEDA, Junkman & kZm名義による「BUSSIN」が人気ミックスCDシリーズ 「CONCRETE GREENVol. 13」に収録されるなどして、その名を広めていった。2016年、3人はシーンへの挨拶状としてMONYPETZJNKMN名義でミニアルバム『上』『下』を2月と4月に立て続けにリリース。8月には追い打ちを掛けるようにEP『轟』を発表。10月には全米1位ヒット「Harlem Shake」を持つバウワーがYENTOWNの面々らを迎えた「Night Out」をリリースし、話題を集めた。今後さらなるブレイクが期待される中、満を持してフルアルバム『磊』をフィジカルリリース。ストリートの景色をぐにゃりと変えてきた彼らへの注目度と関心度、人気は日増しに高まっている。
■ 2017年5月17日発売
販売価格 | 2,530円(税230円) |
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型番 | CD_MO092 |
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